食物アレルギーの検査・診断について

食物を摂取した後に免疫を介してじんましん・呼吸困難・嘔吐下痢などの症状が起こることを、食物アレルギーといいます。
近年食物アレルギーの患者さんが増加しており、原因食物のアレルギー検査による診断と評価について混乱を生じている傾向があります。
原因や年齢などで治療も異なる為、まずは正確な検査・診断が必要です。

食物アレルギーの診断手順

食物経口負荷試験とは??

原因と疑われた食品を食べてもらい、症状が出現するかどうかで原因食品を診断する検査です。
原因アレルゲン検査の中で最も信頼性が高い検査ですが、アナフィラキシーなどの症状が出現する
恐れがあるので、医療機関で以下のように安全確保して行います。

1.医師・看護師の監視下で行います。
2.内服・吸入・輸液などの救急医療品を準備します。
3.発熱など体調が悪い時は延期します。
4.負荷試験食品の投与は少量から開始し、症状をみて増やしていきます。
5.何らかの症状が出現したら検査を中止して、必要時は治療します。

食品除去の解除をうまく行う重要なポイントは、正しい診断のもとに「食べること」を目標とした必要最小限度の食品除去をすることと、お子さんの成長につれ耐性を獲得する(同じ食品を食べても症状が出なくなる)ことを念頭に置き、定期的に受診し、医師の指導のもとで除去解除を行うことです。

当院でも食物アレルギーの相談・食物経口負荷試験を始めました。

受診ご希望の方は窓口にてお申し出ください。(真野(尾本)梓医師が担当します)

参考文献:食物アレルギー診療ガイドライン2012、食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン2009
食物アレルギーハンドブック、食物アレルギーの基礎と対応